徹底解説!受動態過去分詞を楽しくマスターして得意分野にしよう

こんにちは!ノマドワーカーのゆきおです。

 

英語を学ぶ上で、受動態は欠かせない文法事項の一つです。

特に、受動態過去分詞は、英文を読み解く上で重要な役割を果たします。

しかし、「受動態の動名詞」と「受動態の過去分詞」の違いに戸惑う学習者も多いのではないでしょうか。

また、受動態過去分詞の用法や、能動態との意味の違いを理解することも大切です。

本記事では、受動態過去分詞の基本的な使い方から、よく間違えやすいポイントまで、詳しく解説していきます。

例文を交えながら、英語学習者の皆さんに役立つ情報をお届けします。

 

受動態過去分詞とは

受動態過去分詞は、「be動詞 + 過去分詞」の形で使われ、主語が動作を受ける側であることを表します。

つまり、能動態では主語が動作を行うのに対し、受動態では主語が動作を受けるのです。

例文1: The book was written by a famous author.(その本は有名な作家によって書かれました。)

例文2: The cake was baked by my mother.(そのケーキは母によって焼かれました。)

これらの文では、「book(本)」や「cake(ケーキ)」が、「write(書く)」や「bake(焼く)」という動作を受けています。

 

受動態過去分詞の形

受動態過去分詞は、一般動詞の過去分詞と同じ形を使います。

規則動詞の場合は、動詞の原形に「-ed」を付けるだけですが、

不規則動詞の場合は、不規則変化に注意が必要です。

 

まずは、この『形』を覚えてください。

 

例文3: The window was broken by a baseball.(窓は野球ボールによって割られました。)

例文4: The song was sung by a choir.(その歌は合唱団によって歌われました。)

 

例文3では、不規則動詞「break(割る)」の過去分詞「broken」が使われています。

例文4では、不規則動詞「sing(歌う)」の過去分詞「sung」が使われています。

 

受動態過去分詞と受動態現在分詞の違い

「受動態の動名詞」と「受動態の過去分詞」の違いに注意しましょう。

受動態の動名詞は、「being + 過去分詞」の形で使われ、動作が進行中であることを表します。

 

例文5: The house is being painted.(その家は現在塗装されているところです。)

例文6: The car is being repaired.(その車は現在修理されているところです。)

 

一方、受動態過去分詞は、動作が完了したことを表します。

 

例文7: The house was painted last week.(その家は先週塗装されました。)

例文8: The car was repaired yesterday.(その車は昨日修理されました。)

 

受動態過去分詞の用法

受動態過去分詞は、様々な用法で使われます。

ここでは、代表的な用法を紹介します。

 

1.完了形

have/has/had been + 過去分詞」の形で、受動態の完了形を表します。

 

例文9: The project has been completed.(そのプロジェクトは完了しました。)

例文10: The report had been submitted before the deadline.(そのレポートは締め切り前に提出されていました。)

2.分詞構文

 

分詞構文として、名詞を修飾する役割を果たします。

 

例文11: The book written by a famous author became a bestseller.(有名な作家によって書かれたその本はベストセラーになりました。)

例文12: The building destroyed by the earthquake will be reconstructed.(地震によって破壊されたその建物は再建されるでしょう。)

 

3. 形容詞的用法

 

過去分詞が形容詞として使われることがあります。

例文13: I was surprised by the news.(私はそのニュースに驚きました。)

例文14: He was bored with the long lecture.(彼はその長い講義に退屈していました。)

 

4.よくある間違い

「受動態の動名詞」と「受動態の過去分詞」を混同しないように注意しましょう

また、能動態と受動態の意味の違いを理解することも大切です。

 

例文15: I was excited about the trip.(私はその旅行にわくわくしました。)

例文16: I was excited by the news.(私はそのニュースに興奮させられました。)

 

例文15では、「excited」が能動態の意味で使われているのに対し、例文16では受動態の意味で使われています。

 

受動態過去分詞の使い方のコツ

受動態過去分詞を正しく使うためのコツをいくつか紹介します。

 

1.動詞の過去分詞形を覚える

受動態過去分詞を使うためには、動詞の過去分詞形を覚えることが大切です。

特に、不規則動詞の過去分詞形には注意しましょう。

 

例文17: The letter was written in French.(その手紙はフランス語で書かれていました。)

例文18: The picture was drawn by a child.(その絵は子供によって描かれました。)

 

2.文脈に応じて能動態と受動態を使い分ける

能動態と受動態のどちらを使うべきかは、文脈によって判断します。

 

動作の主体に焦点を当てたい場合は能動態を、動作の対象に焦点を当てたい場合は受動態を使います。

 

例文19: My father built this house.(私の父がこの家を建てました。)

例文20: This house was built by my father.(この家は私の父によって建てられました。)

 

例文19では動作の主体である「父」に焦点が当てられているのに対し、例文20では動作の対象である「家」に焦点が当てられています。

 

3. 受動態の主語を明示する

 

受動態の主語を明示することで、文の意味がより明確になります。

 

例文21: The novel was written by a young author.(その小説は若い作家によって書かれました。)

例文22: The package was delivered by the postman.(その小包は郵便配達員によって配達されました。)

 

受動態過去分詞の練習問題

ここでは、受動態過去分詞の理解を深めるための練習問題を用意しました。

括弧内の動詞を適切な形に変えて、文を完成させましょう。

 

問題1: The room (clean) by the staff every day.

問題2: The concert (cancel) due to the heavy rain.

問題3: The criminal (arrest) by the police last night.

 

答え1: The room is cleaned by the staff every day.(その部屋は毎日スタッフによって清掃されます。)

答え2: The concert was canceled due to the heavy rain.(そのコンサートは大雨のために中止されました。)

答え3: The criminal was arrested by the police last night.(その犯罪者は昨晩警察に逮捕されました。)

 

まとめ

受動態過去分詞は、英語を学ぶ上で重要な文法事項の一つです。

 

「be動詞 + 過去分詞」の形で使われ、主語が動作を受ける側であることを表します

 

受動態過去分詞は、完了形や分詞構文、形容詞的用法など、様々な場面で使われます

 

「受動態の動名詞」との違いや、能動態と受動態の意味の違いにも注意が必要です。

受動態過去分詞を正しく使うためには、動詞の過去分詞形を覚えることが大切です。

 

また、文脈に応じて能動態と受動態を使い分け、受動態の主語を明示することで、
より明確な文を作ることができます。

 

本記事で紹介した例文や練習問題を参考に、受動態過去分詞の使い方を理解し、英語学習に役立ててください。

受動態過去分詞を正しく使いこなすことで、英文読解力や英作文力の向上につながるでしょう。

英語学習に励み、受動態過去分詞をマスターしましょう!

 

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